マレーシアに行ってきました。
正味8日間の駆け足でしたが、熱帯雨林のジャングルの奥から海の底まで、いつものように貪欲に、そして感性のチャンネルを全開にして走り回ってきました。文字通り、心と体と頭と、つまりは五感を総動員しての取材旅行でした。
これからJanJanのサイトにて取材紀行の連載を掲載します。
マレーシアは14の州から成り立っています。マレー半島に12州、ボルネオ(カリマンタン)島に2州です。今回の取材はマレー半島の東海岸を中心に回ってきました。
マレーシアという国はとても新しい国です。英国からマラヤ連邦が独立したのが1957年、マラヤ連邦にシンガポール(1965年、分離独立)、サバ、サラワクのボルネオ島の2州が加わり、マレーシアが国として成立したのが1963年です。
マラッカやマライヤ、という地域認識は日本との歴史的関係では海のシルクロードの中継地として、それこそ7世紀頃から密接な関係があるのですが、マレーシアという国家形態は成立後40年で誕生まもない、とても新しいものなのです。
政情は極めて安定していて、経済もここのところ上向きです。テロや暴動、あるいは拉致や誘拐といったアジア的物騒な事物ともまったく無縁な国。
ムスリム(イスラム)を国教とし、アジアのムスリム圏の中心的存在。マレー系、華人(中国系)、インド系、など多様な民族が共存する国。マレーシアを語るキーワードは多種多様です。
連載ではこの国を感じたままに多角的に語っていきますが、最初に結論めいたことを申し上げれば、僕達の方こそ学ぶべきことが多いのだ、ということでした。
マレーシアはアメリカ、そして日本型産業構造(自由経済取り引きを背景にした工業優先型社会)を目標に国造りに邁進してきました。しかし、21世紀の現在。日本の今を鏡に写してみればそこに範となる姿はもはやなく、効率優先主義の果てに歪んだ超消費型社会がそこに佇んでいます。
むしろ今の僕達が学ばねばならないこと、あるいはそのヒントがマレーシアのそこかしこにあるような気がしました。具体的なことなどは、連載の回を追いながら更に考えていきましょう。
(山村雅康)
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写真は、半島マレーシア南東部に浮かぶティオマン島の夕暮れです。今回はこの島でダイビングを行ってきました。
まるで昔観た映画「南太平洋」(バリハイ、なんて歌、懐かしいですね)のワンシーンのようでしょう。
この島、実はその撮影地だったのです。地理的には南太平洋ではありません。南シナ海ですからね。でも、きっとここのロケーションがイメージにぴったりだったからでしょうね。
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